治療のポイント
心筋硬塞回復期の指導
高木 誠
1
1京都市立病院・内科循環器部
pp.1436-1437
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201950
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急性心筋硬塞から回復した患者の3分の2以上はもとの職業に復し,ほぼ発病前と同じ生活を楽しむことができる。一方廃疾者となるものは,広範な病変のため心機能がいちじるしく低下したものより,むしろ過度の恐怖や自信喪失による精神的敗北者が少なくなく,医師の誤つた指導が後者の原因となつていることがある。
心筋硬塞回復期患者の取り扱いの目標は患者にthe pinkな健康と人生がふたたびよみがえりうるとの希望をもたせ,またそうなるように安全かつ積極的に管理指導することである。
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