診断のポイント
心筋硬塞が見のがされやすい場合
橋場 邦武
1
1長崎大・高岡内科
pp.678-679
発行日 1967年5月10日
Published Date 1967/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201779
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心筋硬塞の診断はその特有な臨床症状と心電図所見とから多くの場合にはあまり困難を感じない。白血球増多,血沈促進なども参考になり,また,現在広く行なわれているトランスアミナーゼの測定も診断上非常に有用である。しかしながら多少とも非典型的な症例や,あるいは診察や検査の時期のいかんによつては,診断が困難であつたり,または見逃がされたりする場合も少なくはない。以下,これに関した二,三の点について述べてみたいと思う。
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