治療のポイント
腰痛性疾患—まず原因疾患の鑑別を
藤本 憲司
1
1信州大整形外科
pp.1180-1181
発行日 1965年8月10日
Published Date 1965/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200941
- 有料閲覧
- 文献概要
腰痛または坐骨神経痛を訴える患者は実に多い。しかもその原因となる疾患の数も多い。であるから各症例に適切な治療を行なうためには,まず原因疾患を鑑別することが前提となるわけであるのに,往々にして単に腰痛症または坐骨神経痛という病名のもとに,鎮痛剤の注射または投薬が漫然と行なわれているのを見かける。以下,日常多く遭遇する腰痛性疾患の鑑別診断の要点と治療法について簡単に述べる。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.