保険問答
結核の治療指針
古平 義郎
1
1東京都民生局保険部
pp.457-459
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200760
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質問 内科的虚脱療法は保険診療としてどのように扱われるか。
答え かつて肺結核の内科的療法の主役とみられた人工気胸術などの虚脱療法は,胸腔内液貯留,膿胸,肺機能低下などの不利をきたす場合の少なくないことと化学療法の効果がそれを凌駕したことによつて,ほとんど行なわれないようになつたが,化学療法によつても消失しない空洞が本法によつて消失する場合があり,いまだ全面的には,捨てがたい治療法として応用されることがあります。
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