グラフ
肺の空洞形成をもたらす非結核性疾患—肺アスペルギルス症
沢崎 博次
1
1関東逓信病院・結核科
pp.340-342
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200723
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肺アスペルギルス症は日本では明治41年,緒方氏の剖検例の報告にはじまり,最近急に多くなつた。昭和38年の第16回日本医学会総会の折に曰本全国の集計を行なつたところ261例の多数が集まつた。外国に見られない数である。
このなかでいちばん多いのは気管支肺型で152例あり(これはさらに菌球型61例,気管支肺型4例,肺型87例に細分される),その他には気管支型33例,胸膜型33例,播種型25例,肺外型13例,混合型5例となつている。
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