症例 異常脳波の症例
非対称性異常脳波と臨床
安芸 基雄
1
,
江部 充
2
1虎の門病院神経科
2虎の門病院臨床検査科
pp.1204-1207
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200565
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症例1 友○善○ 43歳男
脳波をとるまでの主要臨床症状
1960年11月27日午後3時,庭に出る途中急に呻き声を発して倒れる。救急車にて入院。途中嘔吐2回。入院時意識は譫妄状。血圧168〜90耗水銀柱。眼球偏倚なく瞳孔正常。右下肢にわずかに筋力低下疑われるも,四肢は自由に動かし,深部反射も正常で左右差はない。Babinski反射両側陽性。痛覚にもよく反応する。髄液は圧は590耗水柱にて血性。
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