座談会
内科学の動向—第61回日本内科学会総会をかえりみる
梅田 博道
1
,
加藤 暎一
2
,
田崎 義昭
3
,
土屋 雅春
2
,
道川 健一
2
1東京医科歯科大内科
2慶大内科
3東邦大内科
pp.732-739
発行日 1964年8月10日
Published Date 1964/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200424
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学会の成果を診療に
梅田 内科学会で大きくとりあげられた宿題報告,シンポジウムというものは,現在の内科学の趨勢を示すものと思いますので,学会をかえりみながら,内科学の動向について話し合いをすすめたいと思います。武見医師会長の言ですが,「実地医家よ,学問の進歩とともにあれ」のように,学会の成果が広く実地診療に結びつく話をうかがいたいのですが,まず学会全体としてのムードはどうでしよう。加藤先生何かいままでと違つたことがありましたか。
加藤 今度の内科学会は非常に成功だつたと思います。会場もよかつたし,前川会長のイデオロギーが学会を通じて流れていて,聴講率もよく,活気のある学会でした。県立病院,市立病院などの演題もあつて。
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