今月の主題
<話合い>高血圧診療の実際
大島 研三
1
,
藤沢 俊雄
2
,
日野原 重明
3
1日大・内科
2国立横浜病院内科
3聖ルカ国際病院内科
pp.30-37
発行日 1964年4月10日
Published Date 1964/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200217
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司会(日野原) 大島先生が高血圧診療の問題点というテーマで,この雑誌に執筆されていらつしやいますが,私たちも読ませていただきました。その中から実地医家がもう少し掘り下げて考えるべき若干の問題を取り上げてもう少しお話しをしていただきたいと思うのです。初めに高血圧症というのは病気でなしに,1つの症状であるというように書かれておりましたね。熱が出た場合に発熱症という診断を私たちは決してつけないのですが,血圧が高い場合もただ高血圧症という診断で満足すべきではないと思います。
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