特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
一般外来でよくみる循環器疾患
【心不全】
心不全患者への生活指導・リハビリテーション
塚田(哲翁) 弥生
1
1日本医科大学医学部循環器内科
pp.1728-1731
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107764
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パールとピットフォール
◎毎日起床時排尿後の体重・血圧測定を指導しよう.数日で2kgの体重増加は心不全悪化のサイン.すぐに医療機関を受診するように勧めよう.
◎塩分制限は,軽症は6g以下,重症は3g以下を目標に指導する.過度な塩分制限は食欲低下と栄養不良を招く原因にもなり要注意.
◎心不全は,ありとあらゆる心疾患の終末期の病態である.万一の時の治療方針や連絡先を確認し,QOLを意識した終末期ケアも心がけよう.
◎地域の特性と患者さんの背景に配慮した疾病管理プログラムを作成しよう.円滑な多職種協働と病診連携が成功の鍵.
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