特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
知っておきたい検査のポイント
循環器領域の放射線画像診断のピットフォール
末吉 英純
1
1長崎大学病院放射線科
pp.1639-1643
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107747
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パールとピットフォール
◎胸部単純X線写真の背臥位撮影では,心胸郭比が正常例でも増大する.
◎冠動脈CTでは,石灰化プラークがある場合,狭窄度を過大評価する傾向がある.
◎胸部CTでは上行大動脈に解離が存在するのか,あるいはモーションアーチファクトなのか鑑別が難しい場合がある.
◎心臓MRIで用いられる基準となる断面は,左室軸を基準とした断面が用いられるため注意が必要である.
◎心臓MRIでは,MRI特有のさまざまなアーチファクトが病変と紛らわしいことがある.
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