今月の主題 痛風・高尿酸血症診療の新展開
血清尿酸値をいかに下げるか
高尿酸血症治療の基本戦略
山中 寿
1
1東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
pp.1391-1393
発行日 2012年8月10日
Published Date 2012/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106100
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ポイント
★すべての高尿酸血症患者は生活指導の対象になる.尿酸降下薬の服用中も生活指導は必要である.
★痛風関節炎がある場合は薬物治療の適応であり,血清尿酸値を6.0mg/dl以下に維持することが望ましい.
★痛風関節炎がないが腎障害,尿路結石,高血圧,虚血性心疾患,糖尿病,メタボリックシンドロームなどを伴う場合には血清尿酸値8.0mg/dl,関節炎も合併病態もない場合には血清尿酸値9.0mg/dl以上で治療対象とする.
★尿酸降下薬の投与は長期間継続するべきである.
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