今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
膵・胆道の内視鏡診療
【診断】
超音波診断
木田 光広
1
,
宮澤 志朗
1
,
今泉 弘
1
1北里大学東病院消化器内科
pp.1132-1135
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103980
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ポイント
●超音波とは,20~20,000 Hzの人間の可聴域を超えた音波で,周波数が高いほど分解能は向上するが,他方,超音波は伝わりにくくなる(減衰).
●胆膵系のスクリーニングとして胆道系酵素,膵酵素,CA19-9などの腫瘍マーカーとともに,超音波検査は最初に用いるべき簡便で空間分解能の高い検査である.
●EUSは,胆膵系の早期癌の存在診断,進行癌の進展度診断,胆囊隆起性病変,膵囊胞性病変の鑑別診断に有用である.
●EUS-FNAは,他の画像診断で確定診断ができない腫瘍,リンパ節腫大,化学療法前の組織学的証明,仮性囊ドレナージ,腹腔神経叢ブロックなどに用いられている.
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