今月の主題 循環器薬の使い方 2009
頻用される循環器薬の使い方
抗血小板薬
小西 博応
1
,
代田 浩之
1
1順天堂大学医学部循環器内科
pp.8-11
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103724
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ポイント
●アスピリンは,虚血性心疾患の一次予防としては十分なエビデンスはないが,アスピリンは虚血性心疾患の二次予防としては有効である.
●チクロピジンは肝障害やTTPなど重篤な副作用を生じることがある.
●チクロピジンは,投与開始2カ月以内は2週間隔で採血をすることが望ましい.
●冠動脈ステント留置後は,アスピリンとチエノピリジン系化合物投与が必要である.
●薬剤溶出性ステントでは,アスピリンとチエノピリジン系化合物の長期投与が必要である.
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