今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
扉
大生 定義
1
1立教大学
pp.193
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103199
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外来診療では痛み・しびれで受診する患者さんは多い.この感覚は身体的な問題の存在を示唆することもあり,重要な体からの警告であることもある.また,心因性の場合もあり,心からのメッセージとして捉えるべきときもある.
医師も患者もこのしびれ・痛みという感覚が何なのか捉えきれず,治療のタイミングを逸したり,症状が固定化することもある.この変な感じを早めに上手に適切に捉え,患者さんのQOLの回復・向上の援助をすることが臨床医の務めであり,それがうまくできれば医療専門職としての喜びにもなろう.
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