特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
循環器疾患
急性心筋梗塞
門田 一繁
1
,
光藤 和明
1
1倉敷中央病院循環器内科
pp.36-39
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101466
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急性心筋梗塞は突然の発症例が多く,また,重篤な合併症をきたすことがあり,入院初期に病態や併発症やその対応などについて,十分に説明しておく必要がある.疾患そのものが,完治するものではなく,慢性期の療養が必要である.退院後も,心不全や不整脈などの併発症の治療や予防に加え,心筋梗塞の再発予防も重要となる.再発予防では,各種薬物療法に加え,禁煙,食事療法,運動療法など,患者本人の生活習慣の改善の意義が大きい.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.