今月の主題 皮膚から見つける内科疾患
皮膚を診てわかる内科疾患
毛でわかる内科疾患―多毛,脱毛,毛の形態
渡辺 力夫
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科分子細胞医学専攻細胞機能講座皮膚科学分野
pp.1648-1651
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101347
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ポイント
多毛,脱毛をみたら,薬剤性かどうかに注意する.
多毛には,男性毛型多毛と無性毛型多毛がある.前者では多囊胞性卵巣症候群によるものが多い.後者では後天性症候性のものが多く,局所性のものもある.
内科疾患に伴う脱毛は,内分泌異常,代謝・栄養障害,膠原病,感染症などにより生じる.
皮膚病変を伴う内科疾患で,毛の形態異常をみることがある.
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