今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ
患者へのアプローチ
【非典型的症状を訴えて来院する患者へのアプローチ】
どのように虚血性心疾患を診断していくか
藤本 眞一
1
,
水野 麗子
1
,
上嶋 運啓
2
,
斎藤 能彦
2
,
中村 忍
1
1奈良県立医科大学総合医療学
2奈良県立医科大学第1内科
pp.2122-2124
発行日 2005年12月10日
Published Date 2005/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100388
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ポイント
非典型的症状で来院する虚血性心疾患患者が存在することを念頭に置く.
複数の冠危険因子を有する症例では特に注意する.
虚血性心疾患は症状が典型的でないからといって軽症と限らない.負荷心電図などをいきなり実施するのは危険である.安静心電図,心筋逸脱酵素,炎症所見などを確認してから,患者の顔色,表情をよく観察して,慎重に負荷心電図の実施を考慮すること.
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