今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方
気道症状治療のポイント
去痰薬の用い方―Q“去痰薬の特性と使い分け・組み合わせ法は?”
齊藤 均
1
,
中村 清一
1
1東京都立広尾病院呼吸器科
pp.1796-1798
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100321
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ポイント
去痰療法は補助的治療であるが,患者の症状,苦痛軽減のため,積極的に行われるべきである.
去痰薬の分類,粘液溶解薬,粘液修復薬,粘液潤滑薬の違いを理解し,痰の性状に合わせて処方しなければならない.
通常の去痰薬で,効果不十分な場合には,14員環マクロライドの抗菌薬は,慢性気道感染症の患者に,少量長期に投与することによって喀痰量を減少させ,気道の炎症を改善することが期待できることがある.
漢方薬にも去痰作用を有するものがあり,その内服も考慮すべきである.
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