連載 海外レポート 英国・オックスフォード市における在宅難病患者の地域リハビリテーションサービス・8
症例からみた地域ケア・サービスの実際
長野 聖
1
1大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座
pp.832-834
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902618
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オックスフォード市の訪問理学療法サービスで実施されている訪問理学療法士の訪問件数は,1カ月で平均18件である.その対象疾患は,多発性硬化症,脳卒中,変形性関節症,脊髄損傷,頭部外傷,腰痛症,慢性関節リウマチ,パーキンソン病などである.このうちわが国で「特定疾患」として扱われ,イギリスにおいて有病率が比較的高い神経筋疾患である多発性硬化症の4症例を紹介するとともに,前回に引き続き障害度の評価の問題点について述べたい.
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