連載 全国の事例や活動に学ぶ
今月の事例 東京都豊島区池袋保健所
「AIDS知ろう館」と「コミュニティまつり」
澤 節子
1
,
坂井 温子
2,3
1東京都豊島区池袋保健所
2三重県紀北県民局保健福祉部
3三重県尾鷲保健所
pp.594-595
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902351
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池袋保健所は,日本で有数のターミナルステーションである池袋駅から歩いて5分の大変便利な都会の真っ只中にあります.周辺には,デパート,飲食店,娯楽施設が多くあり,若者からお年寄り,さらには外国人まで,豊島区以外の周辺地域からも様々な人々が集まる地域です.
繁華街にある保健所のAIDS対策として,街頭でのパンフレットの配布や,ミニ講座の開催などを基本に置き,正しい知識の普及に力を注いでいました.しかし,こうした活動を行っていく中で,現場の職員は,AIDSについて伝えるべき情報が正確に伝わっていないのではないか,一方通行の啓発活動だけでは,一人一人の様々な要望に沿うことはできないのではないかという疑問を感じるようになりました.
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