特集 エイズ対策の再検証—人権の視点から
〈インタビュー〉いま,なぜ,「エイズと人権」か—山形操六 エイズ予防財団専務理事に聞く
山形 操六
1
,
「公衆衛生」編集室
1エイズ予防財団
pp.396-402
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901896
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編集部 昨年春にはらい予防法が廃止され,1988年12月に制定されたエイズ予防法(後天性免疫不全症候群の予防に関する法律)も,今般,伝染病予防法の改正に伴い「感染症予防法」にまとめられようとしています.この過程で人権の問題が論議されています.
公衆衛生関係者はこれまで,人権やプライバシーの問題を突っ込んで考えてこなかったのではないでしょうか.今こそ,公衆衛生の立場から人権ということはどういうことかを深める必要があります.これを曖昧にしていろいろな施策が進むと混乱だけが残ってしまうのではないでしょうか.
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