特集 海外の公衆衛生専門教育—日本と比較して
米国における公衆衛生学教育—ジョンズ・ホプキンズ大学大学院
坂井 スオミ
1
1ユニセフ
pp.191-194
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901852
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筆者は日本で医学部を卒業してその後国立公衆衛生院の専門課程を終え,1983年8月にフルブライト奨学金を得て米国ジョンズ・ホプキンズ大学衛生・公衆衛生大学院(Johns Hopkins University School of Hygiene and Public Health,以下ホプキンズと略)国際保健学部のドクター・オブ・パブリックヘルス(Doctor of Public Health,DrPH)課程に入学した.博士論文の口答試験に合格しDrPH課程を終了したのが1989年5月である.ホプキンズでは開発途上国における保健経済を主に勉強した.本稿ではまず当時のホプキンズにおける公衆衛生教育一般に関して説明した後,筆者自身の経験をケース・レポートのようなかたちで紹介する.
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