活動レポート 住民参加型の保健活動・8
静岡県竜洋町の保健活動(その2)—母子保健を推進するワーキング・グループ員
塩沢 京子
1
,
吉岡 章代
1
,
大杉 真澄
1
,
高橋 弘恵
1
1竜洋町保健センター
pp.678-680
発行日 1997年9月15日
Published Date 1997/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901762
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竜洋町では,平成5年の10月から平成7年3月までの1年6カ月をかけて,保健計画を策定した.平成6年度までに保健計画を策定するように県から指導があり,また,補助金も平成6年度で打ち切りとなるため,短い期間での作業となった.保健計画が策定されるまでについては,前回に黒田先生より紹介していただいているので,今回は保健計画が策定されてからの動きについて報告する.
今回,保健計画を策定するにあたり,保健計画策定委員会で住民代表の方の意見を聞く際に,地域づくり型保健活動の手法を取り入れた.しかし,限られた時間のため,十分に住民の意見を聞き反映したものにはなっていなかった.そのため,印刷された保健計画が手元に届いたとき,実際に何から手をつけていいのかと戸惑ってしまった.と同時に,保健計画策定に際し住民との話し合いの重要性を実感し,今後も継続して住民と話し合い,保健活動も住民と行いたいという気持ちも保健婦の中に強くあった.上司の助言を受け,母子保健計画を具体的に推進していくために,現行の事業の充実と,新計画の達成を図ることを目的として,ワーキング・グループの設置を検討した.
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