特集 全国助産婦学校学生研究論文集・2
庄和町における母子保健管理
青木 時子
1
,
可知 和子
1
,
大田 治美
1
,
朽木 恵美子
1
1東京大学医学部付属助産婦学校
pp.20-38
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204387
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I.はじめに
近年保健(医療)需要が急激に増大するにともなって,地域保健の中核をなすものとして,包括的母子保健の必要性が強くさけばれている。すなわち複雑な生活環境の錯綜する中で臨床から地域へと,その結びつきは,ますます重要となってきている。実際に母子の健康問題をどうとらえ,どのように対応すべきかは,体系的に地域母子保健管理の中で実現されていかなくてはならない。またこのような視点にたって,はじめて地域の医療施設,人的資源,および関連サブシステムを統合した有効性のたかい保健管理システムの展開につながり得ると考えられる。
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