特集 大学の公衆衛生50年
大阪大学公衆衛生学教室の歩み
多田羅 浩三
1
1大阪大学医学部公衆衛生学
pp.465-469
発行日 1997年7月15日
Published Date 1997/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901717
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大阪大学医学部公衆衛生学教室は,昭和22年7月15日の勅令126号をもって設置された.衛生学教室の梶原三郎教授が併任として教授に就任されたのは昭和23年10月31日である.そして初代の専任教授として関悌四郎先生が就任されたのは昭和26年9月1日である.教室の発足からすれば今年はちょうど50年目にあたる記念の年であるといえる.
わが国の大学医学部の公衆衛生学教室は戦後,設置された部門である.基礎の他の教室に比較すれば新しい部門であるが,戦後のわが国の社会の大きな発展,変貌の中で,大学の公衆衛生学教室の歩んできた歴史は極めて起伏に満ちたものとなっている.
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