連載 市町村保健活動と保健婦
<座談会>ウエルネスシティの展開と保健婦活動—宮崎県都城市・2—人づくりとしての連携の推進と計画づくり
松岡 忠昭
1
,
池田 文明
2
,
池田 順子
3
,
朝倉 信子
4
,
新甫 節子
4
,
日高 良雄
5
1都城市福祉部福祉課企画係
2都城市企画部広報広聴課ウエルネス推進係
3都城市福祉部健康課母子保健係
4都城市福祉部成人保健係
5都城保健所
pp.207-212
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901661
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連携による健康づくり
日高 前回,人づくり活動ということでいろいろな具体例をあげていただきましたけれども,この他にもまちづくり,人づくりということでは,いろいろな関係機関との連携も重要かと思います.そういった関係団体,関係機関とお互いに手を取り合うことでより健康づくり活動がスムーズにいったという例として何かありますか.
新甫 医師会との関係によってできてきた事業について1つ紹介したいのですが,昭和63年度から基本健康診査と胃癌検診をセットで受診できる節目検診を「あやめ検診」という名称で医師会が運営している検診施設で開始しました.その後国が総合健診をメニューに加えたのに伴って,平成5年度からスムーズに総合健診という形で実施ができました.また,7年度からはその中に骨粗鬆症検診を加えることができましたし,8年度からは歯周疾患検診も導入できています.これは協力していただける機関と十分な連携があったからできた事業だと思います.
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