特集 地域リハビリテーション
地域リハビリテーションの計画と実践—七尾保健所
辻 郁
1
1石川県七尾保健所
pp.605-608
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901336
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はじめに
七尾保健所は石川県の能登半島東南部に位置し,1市6町を管轄している.管内面積は約4万km2,人口は9万人弱である.65歳以上の人口割合は19.5%で,石川県平均の16.0%(以上,平成7年4月1日現在),国平均の14.1%(平成6年10月1日現在推計人口)よりやや高い.当管内は医療機関に恵まれており,病院が9カ所(うち精神科病院が2カ所),診療所が56カ所設置されている.訪問看護などの地域医療を実施している病院もあり,医療・保健・福祉・建築などさまざまな分野で,障害者や高齢者への直接的な援助活動を中心とした地域リハビリテーション(以下,リハと略)活動が展開されている.表1に管内のリハ活動の関連施設を示した.
その中で当保健所は,石川県で最初に作業療法士が配置された保健所として,従来の業務のほかに「地域リハに関する業務」を設けて地域リハ活動に取り組んできたので,その活動の実際と今後の計画を紹介する.
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