保健所機能の新たな展開—模索する保健所
愛知県の検討
小澤 和郎
1
Kazuo OZAWA
1
1愛知県衛生部
pp.697-699
発行日 1990年10月15日
Published Date 1990/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900195
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
◆背景
昨年6月に「地域保健将来構想検討会」から提出された報告書は,古くて新しい問題として論じられてきた保健所のあり方について,具体的な提案と今後の指針を示すものとして期待されていたものである.
愛知県においても,昭和45年に衛生部内のプロジェクトチームが,業務の実態や要望などの調査を基に,目標を昭和47年度とした短期計画と昭和60年度とした長期計画を作成して各事業の展望を示し,また昭和50年以降も,保健サービス圏域の検討をはじめ,数次にわたり保健所のあり方の検討を行ってきたが,市町村保健センターの設置,老人保健法の施行,地域保健医療計画の作成などがすすみ,保健所にあり方の改変が迫られていた.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.