特集 結核対策の動向
愛知県における結核対策
藤岡 正信
1
,
五十里 明
1
Masanobu FUJIOKA
1
,
Akira IKARI
1
1愛知県衛生部保健予防課
pp.539-546
発行日 1984年8月15日
Published Date 1984/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206902
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■はじめに
愛知県の結核対策は昭和52年度より開始された結核サーベイランス事業を軸に,種々の対策が行われている.結核サーベイランス事業は,昭和48年10月の結核予防審議会答申(委員長:岩崎龍郎)を受けて開始した事業であり,愛知県では衛生部保健予防課結核管理担当(通称:結核管理センター)が受け持っている.
結核管理センターの業務は,登録患者の情報管理,集団検診の実施,X線フィルムの読影,結核菌検査,結核技術担当者の研修・教育の企画などで,医師,保健婦,放射線技師等がこれにあたっている.この他に,定期外検診の発動時には稼動班を編成し,保健所の応援をすることも愛知県の結核対策の特徴である.
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