特集 エビデンスに基づく公衆衛生とヘルスサービスリサーチ—保健医療介護サービスの振り返りと向上のためのデータ利活用
海外の経緯に学ぶ保健医療介護データ利活用の推進とわが国のデータ構築の在り方—欧州、米国CDCを中心に
田中 宏和
1
,
杉山 雄大
2,3
1国立がん研究センターがん対策研究所データサイエンス研究部サーベイランス研究室
2国立国際医療研究センター研究所糖尿病情報センター医療政策研究室
3筑波大学医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野
キーワード:
個人識別番号
,
レジスターデータ
,
国勢調査
,
医療情報
,
リンケージ
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個人識別番号
,
レジスターデータ
,
国勢調査
,
医療情報
,
リンケージ
pp.1024-1030
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210153
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ポイント
◆欧州ではコロナ禍をきっかけに電子化されたデータをより安全に統合し、公衆衛生の向上に活用する枠組みが議論されている。
◆米国ではCDCにおいて、社会保障番号の一部、名前、生年月日、性別などの組み合わせを用いて統計調査のリンケージが行われている。
◆保健医療介護データに限らず複数のベータベースを技術的にリンケージ可能なデータ構築が必要である。
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