特集 UP DATE 新型タバコ—COVID-19も絡むタバコ問題の今
新型タバコ関連有害物質の分析
内山 茂久
1
1国立保健医療科学院生活環境研究部
キーワード:
新型タバコの有害性
,
熱分解物質
,
発がん性物質
Keyword:
新型タバコの有害性
,
熱分解物質
,
発がん性物質
pp.106-113
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209784
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ポイント
◆新型タバコに含まれるグリセロール、プロピレングリコールは、加熱により有害なアルデヒド類やオキシド類を生成する。
◆新型タバコから発生するエアロゾル(煙)の95%以上は2.1 μm以下の微小粒子であり、吸煙により人の肺胞まで達する。
◆有害物質を発生しない新型タバコはない。喫煙者は害の少ないタバコを求めるのではなく、喫煙習慣を見直すべきである。
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