映画の時間
—あなたとなら,信じられる.世界はやさしさに満ちている.—わたしはダフネ
桜山 豊夫
pp.423
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209646
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身近な人の死というのは,長期間の闘病生活を共にした家族でも,その喪失感には深いものがあります.いわんや,身近な人の突然の死は,なかなか受け入れることが難しいものです.今月ご紹介する映画「わたしはダフネ」は,そんな身近な人の死から始まります.
主人公のダフネ(カロリーナ・ラスパンティ)はダウン症の女性で,両親といっしょにバカンスでキャンプ場に来ている場面から映画は始まります.快活なダフネはキャンプ場で行われるダンスパーティーでも陽気に踊っています.両親もそんな彼女を温かく見つめながら,ダンスを楽しんでいました.
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