特集 COVID-19が流行しない社会を目指す—社会医学・環境衛生学の視点から
エイズ対策の経験から考える“新型コロナウイルスの時代”における人間関係
鬼塚 哲郎
1
,
山田 創平
2
1京都産業大学文化学部
2京都精華大学国際文化学部
キーワード:
エイズ予防プロジェクト
,
新型コロナウイルス感染症対策
,
都市における人間関係
Keyword:
エイズ予防プロジェクト
,
新型コロナウイルス感染症対策
,
都市における人間関係
pp.408-414
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209643
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【ポイント】
◆江戸期,感染症対策は民間人が担った.明治以降,対策の担い手は国家に移行するが,エイズ対策において民間人が再び参画する.
◆感染症は優れて都市的な現象であり,その文化と社会的関係性を映し出す.感染症対策が目指す都市住民の行動変容は,都市文化の変容を意味する.
◆新型コロナ感染症対策において国家主導の対策には限界があり,都市の文化に根差した民間の活力を生かす工夫が求められる.
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