特集 保健・医療情報の活用
情報化社会と保健・医療情報システム
大島 正光
1
Masamitsu OSHIMA
1
1医療情報システム開発センター
pp.292-294
発行日 1986年5月15日
Published Date 1986/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207252
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
情報化社会といわれる今日,保健・医療の分野がこの情報化の波に洗われずにすむわけはないと考える必要がある.ニューメディアの種々のアンケートの結果についても,保健・医療については期待の大きい分野である.
そしてその中でもホームケアについての期待が,一般の人々からかなり高く叫ばれていることも事実である.これは患者側からの希望でもあり,また医療関係者側も入院を希望する患者の多い今日,どうしてもできるだけ退院をしてもらいたいことも考えると,ホームケアはこれから多くなってゆく医療のあり方ではなかろうか.いずれにしても情報化社会・高度選択社会の今日,種々の医療の形態が望まれ,実現してゆくことは必然性があるといわなければならない.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.