日本列島
サルモネラ菌による乳幼児下痢症の流行
土屋 真
1
1仙台市衛生局東保健所
pp.527
発行日 1984年7月15日
Published Date 1984/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206899
- 有料閲覧
- 文献概要
宮城
さる昭和58年の10月から11月にかけて,仙台圏の市町村(仙台市と隣接市町村)に粘血便を伴う「乳幼児下痢症」が多数発生した.各病院から送られた糞便を検査した,仙台市衛生試験所(角田所長)の成績から,サルモネラ菌C2群(Salmonella newport)の流行であることが判明したのである.C2群は12年程前に,仙台の食中毒の原因菌になったことがあると言う.C2群の証明は稀である.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.