日本列島
胃がん等による術後者の大会開催—宮城
土屋 真
1
1仙台市衛生局東保健所
pp.715
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206601
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さる昭和57年9月14日,胃がん・胃ポリープなどの胃腸疾患や子宮がんなどの婦人科疾患を,検診等で発見され,手術後満5年以上を経過した者で組織されている「みやぎよろこびの会」第15回大会が,仙台市民会館ホールで行われた.会場一杯に集まった500名程の男女は,いろいろな大会で集まる人々と一見変わるところはない.会員以外の人も来場しているのかと思わせる程である.
結成以来15年を迎えた同会は,宮城県内の各地にすでに36の支部が出来,現在2,369名の会員を有しているが,自らが体験者として,がん対策の成果を示す役割を果たしてきた.検診等で年々会員が増加し,今年度もまた大勢の入会者が加わった.入会を希望しない者も含めれば,手術で助かった者の数は更に増す.ことに胃・子宮・乳がんなどは,早期に見つかれば,助かる病気になったのは事実だ.
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