特集 第20回社会医学研究会総会報告
一般演題B4〜7 抄録
乾 死乃生
1
1大阪在宅難病看護研究会
pp.209-213
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206048
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B-4.パーキンソン病患者の就労保障と移動の援助
■目的
パーキンソン病患者は,全国に5〜10万人いると推定されている.発病年齢は40〜50歳代の働き盛りに多く,就労者に発病すれば職業中断となりやすい.1975(昭和50)年に東京都神経科学総合研究所(神経研)で行なった調査でも,就労者は発病前に比べてその後では1/3に減少していた.本研究は,パーキンソン病になって13年を経過したが,本人の就労継続の意志が強いため,家族,職場の労働組合の支援を受け,働き続けている事例に関する報告である.難病患者の就労保障のための施策を検討するうえで重要な示唆を示すものである.
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