医師会の地域活動・7
ユニークな1.5次病院の運営—(北海道)岩見沢市医師会
竹内 四郎
1,2
1岩見沢市医師会
2北海道医師会
pp.649-651
発行日 1979年9月15日
Published Date 1979/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205929
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地域医療の始まり
当医師会では,昭和37年から内科・外科系の日曜当番輪番制を実施しているが,これは,パラメディカルの定着とその労務管理や,医師自身の健康管理および,救急急病患者のいわゆるタライ回しを防止するためのものであった.昭和52年度からは,祝日・土曜日午後も含めて現在に至っている.
また,昭和42年5月から毎月1回日曜に,"移動総合病院"と銘打った巡回健康相談を農村地区を主な対象地区として実施した.スタッフには,医師会から内科・外科・小児科・産婦人科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚泌尿器科の各開業医が,市や保健所からはX線技師・衛生検査技師・保健婦などが参加した.なかなかの好評で,各地区での受診者が100名を超えることがしばしばであったが,毎月であり,市や保健所の保健業務の増加,会員の地域医療に対する相互理解の不足,ボランティア活動であったことなどにより,昭和45年8月をもって中止のやむなきに至った.
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