特集 がん対策—集団検診を中心として
神奈川県予防医学協会の対がん活動
土屋 尚
1
1神奈川県予防医学協会
pp.487-492
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205880
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■はじめに
当協会は,日本対ガン協会神奈川県支部として,全国的ながん制圧運動の一翼を担い,胃をはじめ子宮,乳房,肺の各部位のがん検診,および対がん知識普及のための衛生教育を推進している.
われわれの対がん活動は,検診機関の立場からたえず検診精度の向上と,受診者の拡大に努力することを第一とし,あわせて行政,医師会,大学等の関係機関と協力し,衛生教育から事後措置に至るまでの一貫した体系化をはかることによって,県民の望む,あるべき姿の検診を実現することを基本としているが,微力のため多くの問題点を抱えながら,苦しい努力を続けているのが現状である.幸い,発表の機会を得たので,ここに当協会の対がん活動について報告し,ご批判をあおぎたい.
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