日本列島
産業医大が開学—北九州
園田 真人
1
1北九州市若松保健所
pp.522
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205661
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産業医の養成をめざすわが国でもはじめての産業医科大学は4月28日,北九州市八幡西区の2号館講義室で第1期生の入学式をおこない,開学した.
産業医大は,多様化する労働災害,職業病,公害などの予防・治療・研究に従事する産業医を養成するため,労働省が中心になって設立をすすめてきた.このため私立とはいいながら,建設費や運営費の大部分は国などの補助によって担われ,学生に対しても入学金,授業料など,入学時185万円,2年以後135万円の学費がすべて修学資金として貸与されるようになっている.国立大学とおなじ負担で,卒業後に一定期間を産業医として勤務したときは,返還を免除される特典をもっている.
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