日本列島
官能試験法による畜舎臭気測定の実施—宮城県
土屋 真
pp.510
発行日 1976年7月15日
Published Date 1976/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205227
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伊達政宗ゆかりの地である県北の内陸部農村・岩出山地方は,畜産業のさかんなところで,多くは広大な土地に,何十万羽の鶏が飼われている鶏舎や,近代的な大規模な豚飼育場などがあり,また牛馬を放牧して酪農業等が行われています.一方,街中で今なお3頭ほどの豚を飼い,糞尿や畜舎の臭気が問題になったり,大規模鶏舎でさえ廃鶏の処理等に住民の苦情が絶えません.
当県では,いろいろな臭気に対する測定法として「食塩水平衡法」がとられ,ポンプで食塩水中に吸引した悪臭を人の鼻でかぎ,臭気濃度200(県基準),とかと言っていました.
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