日本列島
県内各検診団体における競合問題—宮城県
土屋 真
pp.388
発行日 1975年6月15日
Published Date 1975/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205024
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宮城県は早くから多くの検診団体に恵まれ,また県が育成に努力して保健所の肩代りを図ってきました.結核患者や寄生虫保卵率は減少し,一方成人病に対する住民のニードが高まってきたのは当県も同様であります.
やがて疾病構造の変化と住民のニードに対応して,それぞれの検診団体が設立当時の検査項目を拡大し類似の検診を行なうようになって,競合問題が生じてまいりました.さらに結核予防法の改正による小中学児童の間引き検診による収入減と,問診・血圧・尿・診察併用時の補助金制度は結核予防会の循環器検診車購入に結びつきました.
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