資料
宮城県の保育所児童および家族に発生した耐性菌による赤痢集団発生例について
土屋 真
1
,
北川 郁夫
2
,
三浦 庄四郎
1
,
佐藤 徳助
1
,
松 松寿
1
,
佐々木 テル子
1
,
佐藤 幸八
3
1宮城県気仙沼保健所
2公立気仙沼総合病院
3気仙沼市役所
pp.638-640
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204728
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近年,化学療法の濫用により不完全治療等による耐性菌が,種々の細菌において問題になっている.赤痢菌においても薬剤耐性頻度の著しい上昇が指摘され,耐性菌による赤痢集団発生の報告も多い.
このたび気仙沼市の保育所に発生した赤痢については,すでに一部報告1)したが,赤痢防疫対策本部を解散したあと再び流行するという事態を生じ,耐性菌に対する従来の防疫対策を深く反省させられたので紹介する.
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