北から南から
岐阜市の歯科薬物塗布について
M. K.
pp.719
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204387
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現在乳歯の85.8%がう蝕になっているのに対して,幼児の歯科治療は困難な状態である.これらの幼児に対して,う蝕の予防と進行を抑制するため,岐阜市中央保健所では,毎週月,水曜日に薬物塗布を実施しているが,ここ3〜4年の間に薬物塗布者が漸増している.健康な歯牙に対しては酸性弗素リン酸溶液を,う蝕歯牙に対して硝酸銀による鍍銀法を行なっているが,693人についてその効果をみてみた.
弗化物の効果は対象群にくらべ17.7%の相違で有意の差がみとめられた.
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