特集 住民の側に立つ公衆衛生活動
第11回社会医学研究会
自由集会(世話人まとめ)
農村医学と労働医学の交流
原 一郎
pp.751
発行日 1970年12月15日
Published Date 1970/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204179
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今回の開催地が農村医学の中心地であること,農村医学と労働医学関係者が一堂に会する数少ないチャンスのひとつであることを考慮して,前回のテーマ「職業病をどうして掘り起こすか」に代わって,上記のテーマによる自由集会を呼びかけた.
参加者は41名.世話人より上記の趣旨と,最近の農村医学と労働医学の交流の現実--出稼ぎ・在村通勤・内職などの労働形態,農薬・農業機械の使用などの農業の"食品工業化"の傾向のような,両者の関係の接近あるいは共通化,その反面,自営零細業者あるいは一人親方的な農民と,権利を持った労働者との違い,企業内衛生管理と地域衛生管理との異同など,代表的な共通点と相違点を示したのち,両分野の現状報告と,交流のための呼びかけを,話題提供者に求めた.
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