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東京都衛生局学会開かる
山下 章
pp.461
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203328
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去る6月2日,日本医師会館講堂で第37回東京都衛生局学会が開催され,400人ほどの参会者があり盛会であった。演題は41題,発表者は保健所,病院,研究所,乳幼児施設など衛生局所管のあらゆる事業所の医師,歯科医師,獣医師,薬剤師,保健婦,助産婦,監視員などまことに多彩である。特に今回は,特別発表として輸血問題,特に"外科領域における輸血","血清肝炎とその予防","交換輸血"の3題があった。
この学会は,昭和22年,まだ終戦後の混乱のさなか,初代衛生局長小山武夫博士(現東京都済生会病院長)が,衛生行政の科学的な基礎づくりを念頭に創設されたもので,爾来,毎年春秋2回継続されているもので,衛生局長を会長とし,局内各部長と各事業所長から選ばれた理事と局内技術課長の幹事によって運営されている。事務局は業務部普及課が主管し,正規に予算も計上して,そのつど充実した学会誌も発行している。
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