講座 地区診断—よりよい現場活動の展開のために・2
健康問題(health needs)の発見技法に関する考察・2
田中 恒男
1
1東京大学医学部保健社会学教室
pp.396-400
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203287
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地区診断は地域保健活動の基本をなすもの,とは諸家の一致した意見である,だが幸か不幸か,地区診断そのものの考え方に大きな相違があることは,本誌5月号の特集で明らかにされた.またこのことが,現場活動にも大きな影響を与えていることは十分考えられるところである.本誌では,これらの実情をとらえて,5月号の特集をさらに深めていくために本講座を企画した.本講座が,現時点での理論を整理し,これらの理論をもとにして,各現場の活動家に,具体的な活動の中で実践的な検証の機運を促しさらにその結果が本誌へ反映され,意見の交換,批判が活発に展開されれば幸いである.
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