モニター・レポート
山村に生まれた血液銀行/岐阜県の血液センター店開き
M. K.
pp.228,233
発行日 1965年4月15日
Published Date 1965/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203032
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岐阜県武儀郡上之保村は,岐阜市から長良川の上流に沿って,さかのぼること約40キロ,人口4,300人位の林業を主とした僻村である。こんな僻地でも最近では,カミナリ族が横行してそのために,交通事故がおこったり,また緊急の場合,輸血の間にあわぬことなどがあって,村民も困っていた問題である。今までにも,血液がもう200cc余分にあれば助かった例もあり,また逆に村民の献血によって,尊い生命の助かった例もあり,このさい村民が一体となって献血,預血運動にのりだそうということになった。
村会が開かれた席上で献血条例が定められた。
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