特集 保健所活動
一般討議のまとめ
宮坂 忠夫
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部
pp.32-35
発行日 1964年1月15日
Published Date 1964/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202775
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シンポジウムの各講師の意見発表の後に行なわれた一般討議は,このシンポジウムが現状分析と問題の提起だけに止まることなく,その具体的な対策の話しあいにまで発展することをねらいとして実施された。ただし,講師から発表された内容は,問題点だけでも88にのぼり,到底全体をつくすことはできないので,保健所の段階のものにしぼり,関連のある場合にのみ他の段階にもふれることとした。
このように保健所段階にしぼっても,5つの大項目と23の小項目とがある上に,企画側の見込みをはるかに上まわって,約1,000名もの方が参加されたので,徹底的な討議が行なわれにくく,全体として実際的な対策が打出されるまでには至らなかった。また,一般討議は約1時間半にわたって行なわれ,従来のこの種の集まりとしては長い方であったが,まだまだ発言希望の方が多数いらしたのではないかと思う。
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