文献
自動車排気ガスによる健康障害,他
鈴木
pp.136
発行日 1960年3月15日
Published Date 1960/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202252
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自動車排気ガス中には,窒素(78〜85%),二酸化炭素(5〜15%),水蒸気(5〜15%),一酸化炭素(0.2〜12%),水素(0〜4%),酸素(0〜4%),炭水化物(0.01〜2%),窒素酸化物(0〜0.4%),アルデハイド類(0〜0.03%),鉛化合物(添加量により差がある),亜硫酸ガス(燃料中の硫黄の量により差がある)が含まれる。
アメリカ諸都市の街路において,空気中のこれらの物質の濃度を測定した成績では,これまでの所,産業現場におけるこれら物質の恕限量には達していないことが多い。しかしその濃度は一酸化炭素を例にとつてみると,最高93.2ppmに達している地区もあり,発癌性を問題にされる炭水化物でも2ppmをこすこともある。
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